301事業主貸(じぎょうぬしかし)
【事業主貸とは】
事業用の現金預金を個人事業主が個人的なものに使った場合の事業主への「貸付金」。
【事業主貸のポイント】
・個人事業主の場合も、会計上は事業用の資金とそれ以外の資金とを明確に区分して記帳する。事業用資金を事業用以外の目的に使う場合にこの勘定科目を使用する。
・事業主貸の反対は事業主借である。
・翌期首に、事業主貸勘定はすべて元入金勘定に振り替える。
(元入金のマイナス項目)
【事業主貸の表示区分】
貸借対照表>資産の部の最後
【事業主貸の消費税の課否】 0対象外
【事業主貸の仕訳事例】
(1) 事業用の普通口座から私的な買い物のために100,000円引き出した。
(借方) 事業主貸 100,000 / (貸方) 普通預金 100,000
(2) 事業用の普通口座から、健康保険料45,000円が引き落とされた。
(借方) 事業主貸 45,000 / (貸方) 普通預金 45,000
(3) 車両(期首帳簿価額1,500,000円、当期減価償却費250,000円)を1,200,000円で売却した。
(借方) 減価償却費 250,000 / (貸方) 車両運搬具 250,000
(借方) 当座預金 1,200,000 / (貸方) 車両運搬具 1,200,000
(借方) 事業主貸 50,000 / (貸方) 車両運搬具 50,000
※個人事業の場合には、車両の売却は事業所得ではなく譲渡所得になるので、固定資産売却損を使用せず、事業主貸勘定で処理をする。
